2026年7月1日
日本の大学(英語学士課程)に進学するインドネシア人高校生に対する奨学金給付事業(以下、本奨学金)で、本奨学金に合格した第1期生9名の壮行会とメディア説明会(本イベント)を開催しました。
2026年6月17日、ジャカルタ市内のホテルで開催した本イベントには、奨学生9名および奨学生の家族、奨学生在籍高校の教員が出席するとともに、在インドネシア日本国大使館関係者やインドネシア初等中等教育省の代表者も参加しました。また、インドネシア国内から多数のメディア関係者も本イベントに出席しました。
■インドネシア人奨学生(1期生)Jovan Nugrohoさん(2026年秋から京都大学Kyoto University International Undergraduate Program (Kyoto iUP)に進学予定)のスピーチ
私が農業に興味を持つようになったきっかけは、中部ジャワに住む祖父母の家を訪ねる際、いつも広大な農地を通り過ぎていたことです。そこで、世界的な食糧需要をどのようにして継続的に満たしていけばよいのかを考え始めました。 学校で生態学を学ぶ中で、農業における化学農薬の過剰使用が土壌や水源を汚染し、地元の農家の健康にも悪影響を及ぼしていることを知り、農業の未来には、より持続可能な解決策が不可欠であると確信するようになりました。 進学先の京都大学農学部では、特に農業生物学を専攻して学びを深めたいと願っています。
■在インドネシア日本国大使館 星野 大輔 公使からのスピーチ
第一期奨学生の皆様には、日本での留学を通じてあらゆる経験を吸収し、国際的な人材として成長するとともに、インドネシアの多様な文化を日本に紹介していただくことを期待しています。この留学を通じて日本との繋がりを生涯の絆として育み、皆様が得た知識や経験が、将来、インドネシアの発展、両国ひいてはアジア全体の平和と繁栄の架け橋となることを願っています。
■インドネシア 初等中等教育省 ユリ・ハリヤント 高等学校課長 からのスピーチ
インドネシアと日本は、教育および人材育成の分野において緊密なパートナーシップを構築してきました。私たちは、本奨学金がインドネシアのより多くの若者に新たな機会を提供することに期待しております。 奨学生の皆様には、日本におけるインドネシアの代表として、誠実さを大切にしながら学業に励んでいただくことを期待いたします。
■ファーストリテイリング財団 柳井理事長からインドネシア奨学生へのメッセージ
日本での学びは、専門分野の知識を身につけるだけでなく、自分とは異なる考え方や価値観に触れる機会でもあります。 世界はすでにつながっており、一国だけで物事は完結しません。日本とインドネシアを含めた世界の中で、自分がどのような役割を果たしていくのか、ぜひ考えてみてください。 学生生活を通じて、多様な仲間と出会い、さまざまな経験を重ねていってほしいと思います。その一つひとつの経験が、やがて皆さん自身の力となっていくはずです。 皆さんが世界を舞台に活躍し、未来を創っていくリーダーとなることを期待しています。